分子栄養学とは

分子栄養学とは

分子栄養学とは

当店では、お客様のワンちゃんにフードやヘルスケアに関するアドバイスをさせていただく際、

分子栄養学に基づいたアドバイスをさせていただくことがございます。

この「分子栄養学」という言葉については、まだまだ聞き慣れない方が多いと思います。

日本では、「栄養療法」や「分子栄養学」、「分子整合栄養医学」などとさまざまな名称がありますが、

どれもほぼ同じことを指しています。

また海外では、オーソモレキュラー(orthomolecular)と呼ばれています。

”ortho”とはギリシャ語で「正しい」を意味し、”molecular”は「分子」という意味を持ちます。

一言で伝えるならば、分子栄養学とはこんな感じです。

「栄養素が体内でどのように働くのかを分子レベルで考え、アプローチすることで本来の体に戻していくこと」

何やら小難しい文章に思えますが、要するに適正な量の栄養素をしっかりと体に入れていき、細胞に届けることで不調を根本的に治していこう、という意味だと思っていただければいいかなと思います。

「適正な量」というのがけっこうキモで、すごく重要な部分になります。

例えば、このようなことはございませんか?

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お友達のワンちゃんに効果的だったサプリメントを教えてもらって、

うちの子に試してみたけど、なんだかいまいち効果が分からない。

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お友達のワンちゃんがとても元気になったフード、うちも試してみたけれど、

なんだか調子が良い気もしないし、うちには合っていないのかな?

こういったこと、いぬ友さんとの出来事でよくありますよね。

同じ犬種と暮らすお友達に効果的だったフードやサプリ、試してみたくなります。

実はこういったことを判断するのにも分子栄養学の知識は役立ちます。

ワンちゃんたちもそれぞれ体内できちんと利用できる栄養素が異なり、また腸内環境も違います。

同じものを摂ってみても、現れる結果は違ってくることも多いです。

ただ、一度やってみて効果がなかったからといって、「うちの子に合わない」と決めてしまうのはもったいないです。

それはなぜなのか?その理由は以下に続きます。

分子栄養学で大切なこと

分子栄養学を使って考える際にとても重要なことがあります。

◉ 個体差を考慮すること(体内環境、そして必要としている栄養素はそれぞれ違う)

◉ しっかりと効果が出る量を摂取すること(効果が出る量はそれぞれ違う)

ここを考慮して摂るべき栄養素を組み立てていかないと、どうしても結果が出にくくなります。

「うちの子に合わない」とすぐに決めてしまうのはもったいない、と先ほどお伝えしたのは、

適正量を入れていれば効果が出たかも、腸内環境を整えた後だったら効果が出たかも、そういった可能性があるからです。

食べ物もサプリメントもそうですが、摂取さえすれば必ずしも体内でうまく働いてくれるとは限りません。

サプリメントも飲む時間帯や組み合わせ、量などで効果が違ってくる場合もあります。

そこで大切なのは、「現在の状態」です。「現在の状態」とは、腸内環境であったり、肝臓の状態、消化器の状態のほか、

メンタルの状態や運動の程度、年齢や性格なども関係してくることがあります。

どうやって分かるの?

では、どうやったらその個体差やしっかりと効果が出る量が分かるのか?

これだけで分かります!というのは実はありません。

まずは時間をかけてカウンセリングさせていただき、普段の生活や様々な癖、性格や日々の様子など

そういったことを色々と聞かせていただき、しっかりと数字で見えない部分も予測を立てていきます。

見過ごしてしまいがちな何気ない普段の行動や癖にもヒントが潜んでいることがあります。

これはまた別の機会に書いてみたいと思いますが、性格形成にも栄養状態が関わっていることがあるんです。

そして、もちろん血液検査も参考になります。

病院で実施される血液検査は、みなさんご存知のとおり、病気や不調があるかどうかの判断に使われますね。

分子栄養学では、それぞれの項目からある程度の栄養状態を推測することも可能です。

血液検査では「正常値」と言われたとしても、栄養状態として考えた時「う〜ん、もう一歩かな」ということもあります。

(※正常値内であっても、低値である場合はあまり何も言われないことも多いですね)

そういったことを見ていくのにも血液検査は役立つことがあります。

まとめ

私たち人間も含め、犬や猫、さまざまな生き物は、食べたものから栄養素を得て、その栄養素からエネルギーを作り、

体を動かしていきます。古くなった細胞を新しい細胞に入れ替え(新陳代謝)、命のサイクルを毎日回しています。

これが正常に行われていれば健康、そうでない場合は何らかの不調があるということになります。

胃が痛いと胃だけにフォーカスして治そうとしますが、どこかの負担が胃に不調として出る場合もあります。

「食べたものが体を作る」はよく聞く言葉ですが、まさにその食べたものが栄養素を得て、その栄養素から代謝を回し、

生命活動を毎日繰り返すことで私たちの毎日は続いています。

摂取した栄養素をきちんと利用できているか、できていないとしたら何が原因か、こういったことに目を向けると

不調の根本的な原因にアプローチできます。分子栄養学はその根本原因を見つけるために、大きな力を発揮してくれます。

対症療法ではなく、根本的な原因を探ってしっかりと不調をなくしたい方におすすめの学問です。

KON

臨床分子栄養医学研究会・認定カウンセラー KON

ホリスティックケアカウンセラー、Dog-Scan@のオペレーターもしています。
幼い頃から犬との生活をこよなく愛し、犬たちの良きサポーターになるため、
日々学び続けています。犬種問わず犬が大好き。
現在は、可愛いペキニーズの男のコと暮らしています。