もしもの時、愛犬と乗り切れますか?

もしもの時、愛犬と乗り切れますか?

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備えあれば憂いなし

9月といえば、防災月間ですね。

ここのところ、日本各地で豪雨など、さまざまな被害が多くなっています。

今日は災害や物流の問題などの理由で日常生活がままならなくなった時、

どのようにして乗り切っていくか、「備え」という面から考えてみたいと思います。

私の防災意識が高まったきっかけ「阪神・淡路大震災」

私は高校生のとき、兵庫県で阪神・淡路大震災を経験しました。

幸い、我が家は大きな被害を受けることはなく、

食器棚の食器が破損したり、家の壁に少しの亀裂が入ったくらいで済みました。
そして、その後も毎日のように続く余震や地鳴り音がとても怖く、

30年以上経った今でも、そのときのことは鮮明に覚えています。

そしてあの日を経験して、私は必ず守っていることがあります。

それは、”どの部屋にもできる限り腰の高さを超える家具を置かないこと”です。

震災時にはタンスなど家具が倒れて下敷きになったという話も多々ありました。

もし背の高い家具などを置かれているお家は、ぜひ家具を固定していただきたいなと思います。

ご自身やご家族が寝ておられる場所、愛犬が過ごしている場所の近辺などに

倒れてくるものがないか、今一度ご確認ください。

防災というと、水、非常食、懐中電灯、簡易トイレなどなど……。

つい「何を買っておけばいいのか」を最初に考えてしまいます。

でも、”備えるということは、物を買うことだけではない”と思います。

ー 家具が倒れてこないこと。
ー 物が落ちてこないこと。
ー 割れたガラスや食器の上を、驚いた愛犬が走らなくて済むこと。
ー 停電した暗い部屋でも、安全に外へ出られること。

災害が起こったその瞬間に、家族と愛犬がケガをしないような安全な家にしておくことも、

立派な備えの一つだと思うのです。

地震だけではなくなった「もしもの備え」

そして今、防災を考えるうえで想定したいのは地震だけではありません。

冒頭にお話ししたように、集中豪雨あるいは台風、河川の氾濫、浸水、土砂災害。

最近では「線状降水帯」という言葉を耳にすることも珍しくなくなりました。

災害の種類によって、取るべき行動は変わります。

地震で自宅が安全なら、電気や水道が止まっても、自宅で過ごす「在宅避難」ができるかもしれません。

一方、大雨による浸水や土砂災害の危険が迫っているときには、どれだけ家に水や食料を備蓄していても、

そこに留まること自体が危険になるため、避難しなければならない時もあるでしょう。

だからこそ、「家で過ごすための備え」と「愛犬と一緒に逃げるための備え」の両方が必要だと考えています。

犬も一緒に避難所へ行けるとは限らない

犬と暮らしている私たちが、もうひとつ考えておかなければならないことがあります。

それは、避難しなければならなくなったときのことです。

ペットとの「同行避難」が可能かどうか、避難後に犬をどこで飼養するのかは、

地域や避難所によって異なります。

なお、同行避難とは、災害時に飼い主がペットを連れて安全な場所へ避難することを指し、

避難所で必ず愛犬と同じスペースで過ごせるという意味ではありません。

そして、たとえ愛犬と避難できたとしても、避難所には犬が好きな人ばかりがいるわけではありません。

犬が怖い人、動物アレルギーを持つ人、または鳴き声が苦手な人もおられます。

普段ならお互いに距離を取ることができても、災害時には大勢の人が限られた場所で、

不安や疲労を抱えながら生活することになります。

犬は、飼っている私たちにとっては大切な家族です。

でも、同じ避難所にいるすべての人にとって、そうではないこともあります。

だからこそ、「犬も避難所に入れてもらえるか」だけではなく、

「避難したあと、愛犬とどう生活するのか」まで考えておく必要があると思っています。

・自分の地域では、どの避難所ならペットとの同行避難ができるのか。

・犬は人と同じ場所で過ごせるのか、あるいは別室(もしくは屋外)なのか。

・クレートは必要なのか。

・トイレはどこでさせるのか。

・もし避難所で過ごすことが難しかった場合、一時的に預かってもらえる家族や知人はいるか。

災害が起きてから調べるのではなく、何も起きていない今、ぜひご確認を。

愛犬の備蓄で、いちばん忘れてほしくないもの

水、ペットシーツ、リード、クレート、薬。

愛犬にも必要な防災用品はいろいろあります。

その中でも、特にお伝えしておきたいのが、「いつも食べているごはんを切らさないこと」です。

災害時は、人間だけでなく犬にとっても大きな環境の変化になります。

ー いつもと違う場所。
ー 知らない人。
ー 聞き慣れない音。
ー 飼い主自身も普段とは違う。

ー 人々が不安そうな、ただならぬ空気。

そんな状況で、食事まで突然変わってしまったらどうでしょう。

特に、食べられるフードが限られているコ、療法食を食べているコ、お腹が敏感なコ、

ストレスを感じやすいコ、偏食がちなコは注意が必要です。

また、海外から輸入されているフードは、災害そのものだけでなく、

物流の停滞によって入荷が遅れる可能性も考えておかなければなりません。

「なくなりそうになったら買う」のではなく、少し余裕を持って在庫を持ち、

古いものから使って新しいものを補充する。

愛犬のフードこそ、普段からのローリングストックをおすすめします。

まずは「2週間」を目標に

防災用品を調べ始めると、必要に思えるものが次から次へと出てきます。

全部揃えようとすると、お金もかかりますし、置き場所もそれなりに必要です。

そこで嫌になったり面倒になったりして何もしなくなってしまっては意味がありません。

行政などでは最低3日〜1週間程度の備蓄が推奨されていますが、

犬と暮らすご家庭では、愛犬のフードのことも考えねばなりませんし、

状況によってはすぐに手に入るとは限りません。

そこで我が家では、もう少し余裕を持ってまず2週間程度をひとつの目安にしています。

これまでに備蓄なんてしたことがないよ、ってお家は、

まずは家族と愛犬が「2週間程度過ごせること」をひとつの目標にしてみてはいかがでしょうか?

①飲料水
②火を使わなくても食べられる食品
③いつもの愛犬のフード
④簡易トイレ
⑤ガスコンロなどの調理器具
⑥照明
⑦スマートフォンを充電できるモバイルバッテリーなど(余裕があればポータブル電源も)
⑧常用薬
⑨衛生用品

それとは別に、リード、ハーネス、クレート、愛犬の写真や情報、

少量のフードなどをまとめた、愛犬専用の防災バッグも用意しておきます。

家に置く備蓄と、持って逃げるもの。

この2つは分けて考えておくとさらに良いかなと思います。

また、夏と冬では必要な備えも変わります。

特に暑さに弱い犬と暮らしている場合は、真夏の停電時にどう体温管理をするかについても、

あらかじめ考えておきましょう。

まずは一つずつ、少しずつでもOK

防災は、一度完璧に揃えて終わりにするものではありません。

食品は長めとはいえ賞味期限があるので、いずれ期限切れしてしまいます。

たくさんある備蓄した食品の賞味期限を管理するだけでもなかなか大変ですよね。

ただ、一つずつでも、少しずつでもコツコツ備える、それが大切だと思います。

⚠️水をいつもより少し多めに買っておく。

⚠️愛犬のフードを一袋余分に持っておく。

⚠️家具の位置を見直してみる。

⚠️自分の住んでいる地域のハザードマップを見る。

⚠️愛犬と避難できる場所を確認する。(自治体ごとに違いますので、ぜひ一度ご確認ください)

「愛犬専用の防災バッグ」の中身は?

私たち人のものとは別に、いざという時のための愛犬の専用防災バッグもあれば、

慌てることなくよりスムーズに避難をすることに集中できるかもしれませんね。

🐶フードやお水

🐶常用薬

🐶リード・ハーネス

🐶クレートまたはキャリー

🐶ペットシーツ・排泄物処理袋

🐶タオル

🐶愛犬の写真

🐶飼い主の連絡先

🐶ワクチンや投薬などの医療記録

クレートやキャリーは普段から慣らしておきたいものです。

ペットシーツは人間がトイレとしても使える、とても優秀な防災グッズにもなります。

愛犬の写真がなぜ必要なのでしょうか?

普段はおそらくスマホにたくさん保存しているであろう愛犬のお写真。

スマホが故障したり、充電が切れたりして使えない状況で愛犬とはぐれてしまった場合、

写真があれば周囲の人にも特徴を伝えやすくなります。

できれば愛犬だけでなく、飼い主さんと愛犬が一緒に写っている写真も一枚用意しておくと安心です。

飼い主の連絡先や医療記録、愛犬の写真を1冊にまとめた、防災手帳があるとよりベターですね。

今日のまとめ

ご自分の住まれている地域では、どのような危険性があり、どこに避難するのか。

私はいつも愛犬に向かって「私がポンコツやとあんたが困るもんな、頑張って備えるで!」って

言いながら色々とシミュレーションしています。

もちろん、もしもの日は来ないに越したことはありません。

でももし来たら?それを念頭に置き、ぜひ備えのある生活を!

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