愛犬のドッグフード③

本日のブログも前回に引き続き「なぜドッグフードを食べないのか」を考えていきたいと思います。

前回挙げた、フードを食べない理由の4つ目。

④フードの酸化により風味や質が落ちて食べない。

今回はこの点について書いていきます。

そもそもフードが酸化するってどういうことでしょうか?
普段から食べ物を気にされている方は、一度はこの「酸化」という言葉を
耳にされたことがあるかもしれません。

「酸化」とは「物質が電子を失うこと」とされています。
これだと分かりにくいかもしれませんが、平たく言うと物が空気に触れて酸素と結びつくことを言います。

金属の場合、酸化すると錆びたり、食べ物の場合は劣化が進んだりします。
鉄が錆びたり、りんごを切って放置すると黄色く変色したりします。

これらがまさに「酸化している」状態で、食品の酸化の場合ですと
見た目が劣化していくだけでなく、鮮度はもちろん味も落ちます。

これは、ドッグフードにも当てはまります。
開封後のドッグフードは酸素に触れ、開封前と比べると匂いが変化します。
人間よりも嗅覚の発達したワンちゃんたちにとって、匂いの変化は明らかだと思います。

その匂いの変化がワンちゃんにとって食べない理由の一つにもなる可能性があります。
開封後しばらくはちゃんと食べていたのに、一袋食べきるころにはなんとなく食いつきが落ちている、
なんてことはありませんか?もしそうなら、フードの酸化が原因になっているかもしれません。

では、それを防ぐためには具体的にどうすればいいのでしょうか?

酸化が原因になっていると、やはりその酸化を少しでも減らすしかありません。
例えば、試しに真空の容器などで保存してみる、などです。

数キロのフードを購入して与える場合、いっぺんに数キロ使ってしまうことは
よほどの大きなワンちゃんや多頭飼いなどでない限りはあまりないと思われます。
すぐに使う分だけ小分けにして容器に入れ、それ以外は極力開け閉めしないよう
真空の容器に入れる、などがベストだと思います。

もしくは、初めから小分けのものを購入する、というのも一つの方法です。
そうすると大きな袋から小分けにするという手間も省けますね。

とはいえ、一度開封したものは酸化が進んでいきますので、お早めに使い切ることもお忘れなく。

フードの酸化を減らすことで食欲低下が改善されれば、
食欲不振の原因は、おそらくフードが酸化することによる質の低下だと思われます。

ワンちゃんの偏食や食べムラは、こういったことが原因になっていることもあります。
それでも食べない場合はぜひ一度ご相談いただければと思います。

9689では、日常生活の細かなこともお伺いし、フードのカウンセリングをさせていただいております。
ワンちゃんの健やかな毎日をサポートできるように、フードのご相談も随時受け付けております。

何かお困りのことがございましたら、ぜひご相談ください。

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