愛犬のドッグフード②
前回に引き続き、今回もワンちゃんのごはんについて。
最近「ごはんを食べないワンちゃん」が急増している気がします。
昔よりも明らかに増えていると感じています。
その原因はなんなのか。過去にお客様と実際にお話した中で、主な原因は以下のとおりでした。
①思いがけずおやつをたくさん食べていた(ごはんの時間にはお腹がすいてない)
これ案外多いんです。飼い主さんはあまりあげているつもりはなく、
本当にちょっとだけ!のつもりです。でも小型犬はおやつでお腹いっぱいになってるコも。
こういう場合は、おやつを一旦やめてもらっています。
どうしても何かあげたい...という方はごはんから少し減らし、それをおやつとして与えてください。
そして、今まで大多数の「ごはんを食べないワンちゃん」は見た目でいうと痩せてはいません。
太ってはいなくても、痩せているワンちゃんはほぼいないのです。
ということは、何かは必ず口にしています。
その原因を探ってやめていかなければ、ごはんを食べてはくれないのです。
②運動不足で食べない(動いてないし、お腹がすかない)
なかなかお散歩に行けなくて、運動不足のままごはんの量はいつもどおり、なんてパターンも。
動いてないとお腹がすかないのは人も犬も同じ。デスクワークばかりだと晩ご飯もあまり。。。ということありませんか?
そもそもフードのパッケージに書いてある「給餌量」。例えば「体重5kgのコは1日〜g」など記載があります。
これ、運動量も消化力も違うのに、同じ体重であればみんな同じ量って変だと思いませんか?
人間でいうと、30歳男性は1日◯◯g食べましょう!って言ってるようなものです。
パッケージの給餌量はあくまで目安。あれでは多すぎて消化できず、食糞してしまうコや、
食べすぎて肥満になるコがいてもおかしくありません。
愛犬に合った量を適切にあげましょう。
じゃあ適切な量ってどのくらいなの?
それはもう日々の体重の変化でご判断ください。
特に持病がなく太るということは、おやつであれごはんであれ、何かが多いと思います。
ダイエットをさせるとなると、可哀想な気もして、なかなかごはんを減らせない飼い主さんも多いです。
なので、がっつりダイエットになる前に、日々微調整してあげたほうが、飼い主さんの我慢も
ワンちゃんの我慢も最小限ですみますので、お互いに気楽だと思います。
③ごはんを食べないため、置き餌をしている。
最近はこのパターンも増えてきました。
お仕事などで、ごはんを最後まで食べ終わるまで見ていられないのでしょうね。
結局ごはんの時間に食べきらないので、置いていかざるを得ない。
実はこれも逆効果で、「置いてあるといつでも食べられる」と思ったワンちゃんは
ますます「いつでも食べたらいいや」となってしまいます。
「そんなこと言ったって、食べないんだもの...」と思われるかもしれません。
ここで、①と②をご覧ください。なぜ置き餌までしないと食べないのか。
そうしなければいけない理由に①と②が関係していることも。
ごはんを食べないからおやつをあげる、運動不足だから食べなくて置き餌、など
ここに至るまでの原因があるかもしれません。
今一度その理由を考えてみてください。
おやつはごはんの変わりにはなりません。栄養バランスが全く違うからです。
若いうちは体調不良は目に見えてこないかもしれません。
ですが、健康は貯金のように日々コツコツと積み上げていくものだと思います。
人間と同じように、若い頃は元気だけど無理がたたって中年で成人病、みたいな状態に
ならないようにしてあげたいですね。
そして、最後には意外かもしれませんが、案外多い食べない理由のひとつ。
これは、ごはんをきちんと食べるコたちにも聞いてほしい項目になります。
④フードの酸化により風味や質が落ちて食べない。
このテーマは、とても大切な内容で長くなりますので、次回のブログで詳しく書いていきたいと思います。